スパークリングワインの違い


スパークリングワインの違い

こんにちは!クラージュワイン会の金岡です!12月に入って一気にクリスマスムード一色になってきましたね~、パーティで飲む機会の増えるスパークリングワイン実は製法等色々違いがあるのご存知ですか?今回はスパークリングワインの種類と呼称をお教えいたしますね!

日本では発泡しているワインを「シャンパン」と呼びますが、本当はフランスのシャンパーニュ地方で生産された製造・販売等でのシャンパンの名称の使用は、TRIPS協定(世界貿易関連の知的財産に関する条約)によって、世界中で保護されており、フランスの原産地呼称委員会が定めるAOC(品質保証の認証制度)認証を受けた、シャンパーニュ地方産の発泡性ワインのみ正式に名乗ることが出来、その他の地域で生産された発泡性ワインを「シャンパン」と名乗って販売してしまうと実は違法になってしまうのです。

世界中でスパークリングワインの呼称は多数にわたります。

【フランス】

・シャンパン(シャンペン)

フランス・シャンパーニュ地方で生産される発泡性ワイン。総じて泡が非常に細かいのが第一の特徴。

・クレマン(Crémant)

シャンパーニュ以外の地域で、シャンパンと同様の製法で造られた発泡性ワイン。芳香の強い白ワインの産地であるアルザス地方の発泡性ワイン、クレマン・ダルザス 等が有名。「Crémant de」の後に産地名が続く(ロワール、ブルゴーニュ等)

・ヴァン・ムスー(Vin Mousseux)

「ムスー」とは、「泡」の意味。AOCに指定されているものから、テーブルワインまで各種ある。上記のCrémentはトラディッショネル方式で作られるが、ムスーは様々な方式で作られている。

・ペティヤン(Pétillant)

フランス語で「ぱちぱちはねる」の意味で、弱発泡性のワインのこと。いくつかのAOCがある。

【スペイン】

・エスプモーソ(espumoso)

スペイン語で発泡性ワインを表す一般名詞。

・カバ(Cava)

スペインの特定地域で生産される発泡性ワイン。シャンパーニュ地方産ではないのでシャンパンとは呼ばないが、同等のトラディッショネル製法を用いた発泡性ワインである。シャンパンと同じくらい古い歴史を持つ。

【イタリア】

・スプマンテ(Spumante)

イタリア語で「発泡性の」という意味の言葉で、イタリア語で(「微発泡」「半発泡」以外の)各国の発泡性ワインを指す一般名詞。日本では“イタリアの発泡性ワイン”を特にこう呼ぶ。代表的なものにはアスティ(地名。葡萄品種はモスカート・ビアンコ)、フランチャコルタ(ロンバルディア州ブレシア県の一地域の古い地名。葡萄品種はシャルドネ、ピノ・ビアンコ、ピノ・ネーロ。歴史は比較的浅いがシャンパンと同様の瓶内二次発酵の製法で知られる。白葡萄品種のみで作られるサテンもある)、プロセッコ(葡萄品種名。産地はヴェネト州コネリアーノ、ヴァルドッビアーデネなど)などがある。

・フリッツァンテ(frizzante)

イタリアで「微発泡」「半発泡」のものをフリッツァンテと呼ぶ。モスカート・ダスティ(葡萄品種名+地名)などがある。

・ランブルスコ(Lambrusco)

ランブルスコは、天然弱発泡性で赤、白、ロザート(ロゼ)が存在し、甘口から辛口まで様々なタイプが造られている。ランブルスコは一群の葡萄品種=サラミーノ種、マラーニ種、マエストリ種、グラスパロッサ種、モンテリッコ種など=の総称であり、それらの葡萄から作られたワインも指す。産地はエミリア=ロマーニャ州モデナ県、レッジョ・ネッレミリア周辺のレッジャーノ地方、マントヴァ周辺のマントヴァーノ地方。

【ドイツ】

・ゼクト(Sekt)

シャンパンと同じ製法で造られた、アルコール度数と炭酸ガス気圧が一定値以上のドイツの発泡性ワイン。

【オーストラリア】

・スパークリング・シラーズ

オーストラリアの発泡性赤ワイン。フルボディで甘みの残るものが多い。シラーズ以外の品種も用いられる。

【スロヴェニア】

・ペニーナ(Penina)

スロヴェニアの発泡性ワイン。

などと多岐にわたります!これらが全て「スパークリングワイン」という括りの中にあるので面白いですよね!レストラン等でメニューにこの単語がかいてあったら全てスパークリングワインなので発泡ワインが飲みたい時は注文しちゃいましょう!

 

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